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TOP Archives ShortThat’s People Campuslife Institute ザッツ京大とは オフィシャルサイト 検索: Archives ShortThat’s People Campuslife Institute ザッツ京大とは 検索: Institute No.19 update.2017.10.25 水族館が京大に!?~和歌山県白浜で出会う生き物たち~ #フィールド科学教育研究センター#無脊椎動物#白浜周辺の生き物#白浜水族館#魚 この記事をシェアする ザザーン・・・ザザーン・・・ 目を閉じて、耳を澄ませば聞こえる波の音・・・ 想像してみてください、青い海と、一面に広がる白い砂浜を。そこには、たくさんの生き物が暮らしています。 今回は、和歌山県に足を運び、海の生き物を研究している京大の施設に行ってきました!全国の学生が集まる公開実習の様子もご紹介します! ****************************************************** 今回の舞台は・・・水族館!? ****************************************************** 白浜水族館は、和歌山県西牟婁郡白浜町にある水族館です。 しかし!ただの水族館ではありません。 京大の「フィールド科学教育研究センター 瀬戸臨海実験所」に併設の、日本では数少ない、大学附属の水族館なんです。常時展示されている約500種は、全て白浜周辺の生き物!大人から子供まで楽しめる、観て学べる水族館です。 (過去にもザッツでご紹介しています!https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2017/03/13/838/) いざ白浜へ。 京都駅から、特急くろしおに乗ること3時間。JR白浜駅に到着です。 早速カワイイ生き物がお出迎え!・・・いや、遊びに来たわけではありませんよ。。。 白浜駅からバスに乗ります。 おー!綺麗な海が見えてきました! 約15分でバス停「臨海」に到着。分かりやすい看板があります。 道なりに進むと、見えてきました!白浜水族館! 白浜水族館を見学! 早速行ってみましょう! 入るといきなり、大型回遊魚とサメの水槽が!アジの仲間では世界最大のロウニンアジもいます。 「いや~お待たせしました。」・・・こ、この声はもしや・・・ ベニクラゲマン!!!!! ベニクラゲマンをご存知ない方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。 このベニクラゲマンことフィールド科学教育研究センターの久保田信 先生が、この水族館を案内してくれました。 先生が担当する実習では、水族館見学も必ずプログラムに入っているそうです。身近にこんなにも学べる対象がそろっているのは強みですね! 「僕が昔採ったヒトデ・・・まだいるかな?」(by久保田先生)自分で採集した生き物には、思い入れありますよね。 動物は、このように多くの「門」というグループに分けられます。☆印がついているものは、この水族館で展示したことがあるもの!結構多いんですよ~。 のぞいてみよう、海の中を。「汽車窓式」の水槽には、ちょっとキケンな生き物も・・・ この「イラモ」は、モ(藻)ではなくてクラゲの一種。刺激するとポリプ(小さいつぶつぶした個体)がラッパのように開きます。毒針を持っていて、刺されると生死に関わる事態にも・・・ カニ、ウニなどのコーナー。イセエビ類って、鳴くらしいですよ。 特別展示コーナー。現在は「ヤドカリと貝殻」という企画です。(取材当時:2017年9月22日) 見てください!ヤドカリの殻がスケルトン!現代美術家のAKI INOMATAさんが3Dプリンターで作った透明な貝殻は、ニューヨークやタイ、ギリシアなど世界の建築物。常に家を探し続けるヤドカリに、「やど」を渡してみると・・・?という構想。 干潟、藻場、岩礁など、生息場所ごとに分けられた水槽。 白浜の海を再現! 「黒潮の影響で、熱帯の生物がここでも見られるんです。」(by久保田先生) 水族館で長い期間育てた生き物もいましたよ。 水槽の前には観察・スケッチ用のイスが置いてあったり、解説がかなり面白かったり、楽しめる工夫がいっぱい。 個人的に印象に残った生き物たち。 同じ方向を向いてじっとしているのがカワイイ。 取材当日、大学生は夏休み中。水族館が一般の方でにぎわっている一方、実習にいそしむ学生たちが・・・ 公開臨海実習もやっています! 水族館隣の瀬戸臨海実験所では、夏期の公開臨海実習を行っているところでした。 この実習は、京大生に限らず全国の大学生を対象にした海洋生物学に関する実習。京大理学部の「臨海実習第2部」と一緒に、同時に実施されています。今回は2017年9月18日~24日まで、7日間行われた「発展生物学実習」にお邪魔してきました。 ★目的は? 海産無脊椎動物のできるだけ多様な動物門を採集・観察し、特定の分類群について、その特徴から系統関係や進化過程を推定しよう!というもの。 瀬戸臨海実験所で作った、「白浜の海岸生物観察ガイド」。こんなガイドが作れるほど、たくさんの生き物が生息しているんですね。 ★具体的に・・・どんなことをするの? 毎日違う動物門を扱い、それぞれ専門とする教員がレクチャーします。(例えば甲殻類の日、プランクトンの日など・・・) 主に午前中は実験所周辺で生き物を採集し、午後はスケッチ&解剖。毎日いろんな生き物の体の構造をじっくりと観察することで、違いが分かりますよね。 ★参加者は? 今回の実習には、京大理学部から4人、他大学から11人の参加者が。北海道から来ている学生もいました!学年も1回生から院生まで幅広いです。 宿泊実習なので、自由時間は楽しくおしゃべり。ここでの交流がずっと続いたりもするそうですよ。 参加者が泊まっている宿泊棟。もちろんキッチンやシャワールーム完備。 普段も学外研究者などが利用しています。 実習に密着! 取材1日目(実習4日目)は、軟体動物の日。 軟体動物門は、8つの綱に分けられます。1番変化に富んでいるのが腹足綱。藻食のアワビやサザエ、肉食のホラガイなどがいます。 実験所周辺で採集可能な巻貝類を中心に、外部・内部の様子と歯舌を観察します!(貝にも歯があるの、知らなかった・・・) 今日の講師は、中野智之 先生!白浜の海が似合う先生です。でもこんなカワイイ貝のフェルト人形(?)も持っています。 採集してきたばかりの貝。汚れを落として、まず外形をスケッチ。 内部を観察するためには、固い殻を取り除かないといけません。鍋で茹でたり、万力で割ったり。 「これ割りたいです~。」「固いです~。」万力コーナー大人気。 巻貝は形状が複雑なので、中身をつぶさないように、角度を変えながら慎重に力を加えていきます。 実習のサポートをしていた教育拠点研究員の佐藤さん、「肉体労働ですねこれは・・・」 ピンセットで解剖しながらの観察。「すぐちぎれちゃうので、難しいです・・・」(by学生) これが貝類の歯!な、長っ! 「歯は体内で日々新しくなっていて、左端が新しいもの。舌の上に歯がのっていて、岩をなめるようにしてエサを食べます。」(by中野先生) みんなすごく一生懸命スケッチしています。午後の実習時間が終わっても、残ってスケッチを頑張る学生もいました。 取材2日目。 次の日は、あいにくの雨・・・ 採集の様子は撮影できなかったので、取材1日目に撮った風景写真をご紹介! 長靴がズラリ。 映画に出てきそうな小道をずんずん進んでいくと・・・ 一気に目の前が開けました! この北浜で砂を採取し、その間にいる生き物を捕まえます。 さて、今日の担当は大和茂之 先生!あらかじめ採集してあった甲殻類(カメノテ、フジツボ)の解剖をします。 この生き物たち、岩場にはりついていて全然動きませんよね。どんなふうにエサを食べるのか?繁殖するのか?うーん、想像できません・・・ そして2種類の見た目は全然違います。でも、解剖してみると甲殻類に共通の特徴を持っていることが分かるそうですよ! まずは先生のデモンストレーション。先生ほどのクラスになると、顕微鏡を使わなくてもちょちょいと解剖できます。 熱心に見守る学生たち。 さあ、やってみよう! 根元を引っ張って、足を1本ずつ外していきます。(そう!足あるんですよ。) 足がどんなふうに生えているのか、また細かい毛の配列まで確認します。 立体顕微鏡で見ると、足はこんな感じ。 「毛の生え方を意識してスケッチすると、どんなふうに足が動かされるか、想像するもとになります。」(by大和先生) 細かいのに、みんなすごくスケッチが上手です。素晴らしい集中力! フジツボにも、外側の殻を割ってみるとカメノテのような殻があります。同じように足が隠れていて、それをシャカシャカ出してエサを口へと運ぶんだそう。 先生のまとめを聞いて、午後はナマコの観察に移ります。 みんな、毎日色々な生き物を見て、理解が深まったかな? 瀬戸臨海実験所のいろいろ 飼育室にはイソギンチャク、ヤドカリなど研究対象の生き物たちがいて、院生がお世話をしています。 1929年6月1日に、昭和天皇が実験所を訪問されたそうです。それを記念して建てられた臨幸記念碑。 海洋生物の研究者だった昭和天皇が、実際にお入りになった特別研究室がこの向こうに。 中は所員の研究室になっています。 オマケ:白浜のシンボル、円月島が目の前に! 真ん中にぽっかりと穴が空いている小島、「高嶋」。 通称「円月島」で親しまれているこの島、特に陽が沈む夕景が美しく、周辺の観望スポットには人がたくさんいました。 水族館&実験所に向かう際に見ることができますので、お立ち寄りの際はぜひじっくりと眺めてみてください。 *** 豊かな自然環境と生物相を活かし、教育・研究を進めている瀬戸臨海実験所。 この公開臨海実習のように、臨海実験所を持たない大学の学生でも、海洋生物について学ぶことができる機会をたくさん用意しています。(http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/kyouiku.html) 水族館で海の生き物に興味を持った子どもたち、実習をとおして研究が面白いと感じた学生たち・・・ ここから、未来の研究者が誕生するといいですね!   PREV NEXT おすすめ記事 No.60 2021.04.22 現役京大生作家が語る! 小説・自由・夢 No.31 2018.12.27 小説家・森見登美彦 ✕ 編集者・田岡洋祐 卒業生対談 みんな何かと戦っている(後... No.45 2021.01.28 イグ・ノーベル賞研究者の音声教室 ~言葉と「コミュ力」まで~ よく読まれている記事 2019.09.26サイコパスはためらわない?−−嘘つきの脳のメカニズム 2023.10.25「ミス・ワールド・ジャパン」で2年連続、日本代表に!女性リーダーの輩出を目指す京... 2022.12.21気にも留めていなかった昆虫が、実はすごい存在かも。化学生態学の研究室で生まれた「... 京都大学の「自由」が生み出す、すべてがここに。 サイトポリシー

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